2014-05-04から1日間の記事一覧

【感想】罪と罰(上)(下) / ドストエフスキー

「選ばれた非凡人は、新たな世の中の成長のためなら、社会道徳を踏み外す権利を持つ」 これは、この物語の主人公ラスコリーニコフが持つ独自の犯罪理論の一部である。 ある日、彼は、その犯罪理論に基づいて、金貸しの老婆とその妹を殺してしまう。 想定外…

【感想】インドで考えたこと /堀田 善衛

筆者がインドの旅を通して、思索した事をまとめた書。1957年に発行されたものであり、現在のインドは、筆者の旅したインドとは違うのかもしれない。しかし、この本を通して、筆者が抱いた思考を辿っていく事は、狭い日本にしか視野を向けてない多くの日本人…